岡崎公園(京都市東山区)で5月21日、「自転車マナーアップフェスタ」が開催される。主催は京都市と京都府警察。
自転車の利用マナーや交通ルールを学ぶ参加型・体験型企画として行政と民間業者が連携して始まった同イベントは今年で4回目。
2008年、自転車事故で高額な賠償を命じる判決が出たことを契機に、各自治体で義務化の動きが加速。京都市も政令市として初めて条例を制定し、2018年4月には事業者と一般の利用者に加入を義務づけている。
京都市と自転車保険の連携協定を締結した事業者の一つで、早くから自転車保険商品の開発を行ってきたau損保(東京都)の担当者は「京都市は自転車保険の周知期間を1年設けるなど業界に理解があり、こうしたイベントも無料で気軽に参加できるようにするなど非常に熱心に取り組んでいる」と話す。
会場では「ボーネルンド」の遊具が楽しめる子ども向けゾーンやグルメブースの出店、ステージでは「京炎そでふれ」のパフォーマンスやタレントの斉藤雪乃さんをゲストに招いた自転車安全トークセッションも行う。ペダルが無く、2歳から乗れるアメリカ生まれのランニングバイク「ストライダー」の教室は予約開始当日に定員に達する人気ぶりを見せている。
京都市建設局自転車政策推進室の別所弘茂さんは「自転車は便利で、特に京都は自転車移動がしやすい街。ルールやマナーを守って事故を防ぎ、事故は無いに超したことはないが、保険で備えることで当事者の負担を減らしたい。イベントは親子で1日遊べる内容なので気軽に立ち寄ってもらえたら」と話す。
会場では各ポイントでスタンプを集めて電動アシスト自転車が抽選で当たるスタンプラリーも行う。
開催時間は10時~16時。ストライダー教室は14時30分~16時まで当日受付を行う。各回5人で当日予約は30分前から受け付ける。