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京都で仏教フェス「イムイム」 普段着の僧侶と「般若湯」酌み交わす企画も

「僧侶カフェ」イメージ

「僧侶カフェ」イメージ

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 西本願寺そばの一念寺(京都市下京区東中筋通花屋町下る柳町)を中心に6月17日、仏教フェス「イムイム」が開催される。発起人はグラフィックデザイナーの西園淳さん。

西本願寺伝道院に通う僧侶でつくる「雅楽隊」

 昔から宗教は「斜めに見る程度」で縁がなかったという西園さん。しかし、仕事場だったシェアオフィス「SOLUM(ソルム)」(京都市下京区)に僧侶が発信するフリーペーパー「フリースタイルな僧侶たち」の編集部があり、それまでの考えが一変。「何を考えているのか分からなかった僧侶が自分と同じ『今』を生きる人で、面白い人ばかりが集まっていることに気付いた」という。

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 西園さんは、同誌編集長の若林唯人さんと同い年ということもあり意気投合。「同世代と同じ悩みを抱えて生きていて、法衣(ほうえ)を着ていない普段着のギャップも含めて僧侶に興味が尽きない」という。そこから、「僧侶と檀家(だんか)」といった関係性抜きに僧侶を知りたい人に向けて、悩みがあっても無くても話ができる企画を温めてきた。今回のイベントには僧侶とお酒を飲んで楽しみながら話す「般若湯を嗜(たしな)む会」企画も用意。お酒が「般若湯」という薬として飲まれていたことなど確認して実現した。

 このほかに、一念寺の谷治暁雲住職による門前町案内ツアーや、僧侶カフェ、美術作家のニシユキテンンさんのお釈迦(しゃか)様の一生をたどる等身大のすごろくなど、3日間に10以上のイベントを用意。「僕のような僧侶好きや、最近話題の御朱印ガールや仏像マニア、お寺の歴史に詳しい人から、建築や空間が好きな『仏教ファン』まだ裾野は広い。ターゲットを定めず、サブカル的なコンテンツから仏教の教えをきちんと学ぶところまでを網羅したい」と西園さん。

 「僕は仏教ファンとして、『こんな企画がしたい』とお願いする立場だったが、法話をしたことの無い僧侶による法話や、雅楽隊を組んで演奏をしたいといった提案があり、とてもうれしい。挑戦的な取り組みも多く、正直どうなるか分からないがそこも含めて楽しみ」と期待を込める。

 今月19日まで。開催時間や参加費はイベントによって異なる。

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