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立命館大学ロフト部企画第2弾 思い出の駄菓子で新生活の交友関係つなぐ

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 産学連携サークル「立命館大学ロフト部」の第2弾企画「『あの頃』で繋(つな)がる僕らの駄菓子屋」が現在、京都ロフト(京都市中京区河原町通三条下ル大黒町 ミーナ京都内)地下1階で開催されている。

黒板やランドセルが置かれたフォトスポット

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 「立命館大学ロフト部」は学生サークルの活動として産学連携を進める日本初の取り組み。学生の生の声を取り入れたい同社と同大学が昨年8月に包括協定を締結。同社に学生の思いを届けたいメンバーを募集した。現在55人で活動するサークル内で6つのチームを作り、学内や店内スペース「ロフトラボ」で会議を重ねる。今年2月に行った企画「新生活パック」は、初めて一人暮らしをする学生に向けて、同サークルの学生が自らの経験から選んだ使いやすく便利なアイテムを詰め合わせ好評を得た。「学生でないと分からない悩みや思いを企画として形にできるよう学生とともに努力している」と同社ロフト部担当の中嶋日向子さん。

 今回の企画は、幼いころの思い出として共感できる「駄菓子」を媒介としたコミュニケーションの促進がコンセプト。同売り場の誕生は、企画リーダー金森匡史さんの実体験に端を発する。SNSでフォローし顔も名前も知っているが、実生活でのつながりが希薄で、大学で会っても「よっ」とあいさつ程度のコミュニケーションしか取らない友人、いわゆる「よっ友」との関係という学生ならではの悩みに注目した。企画チーム内での最初の関係作りにも苦労した経験の中から、思い出による話題作り、特に駄菓子の思い出が共感性の高い話題であることに気付き、今回の企画を組み立てた。

 売り場には、定番の駄菓子と、各地から取り寄せたご当地駄菓子が並ぶ。学生メンバーはお気に入りの駄菓子にまつわるエピソードで客とのコミュニケーションを図る。小学校の放課後に駄菓子を買ったイメージから、教室を模したフォトスポットも用意。写真はハッシュタグ付きでツイッター上へアップロードすることを薦めるなど、SNSをコミュニーケーションツールとして活用してもらいたいという狙いもある。

 6月7日には企画内イベントとして「『あの頃』で繋がる懐かしの遊び体験イベント」を開催した。小学校の自由研究の思い出として定番の「スライム」やプラ板作りを通じて、友人とのコミュニケーションを取ってほしいという狙い。プラ板作りを体験した大学1回生の藤田ひかるさんと植田知紗さんは、「懐かしく思いながら、久々に会った2人で楽しめた」と感想を話した。当初の狙いとは異なり、親子での参加者が多かったが、子どもにプラ板作りを教える保護者の姿を見て、「考えていた風景と少し異なるが、親子と学生のコミュニケーションの場となってよかった」と金森さん。

 同サークル代表の倉知優馬さんは「僕とは着眼点が違う金森君の企画に参加して、新しい発見があった。発見や売り場での体験を共有して全員でやってよかったと思える企画を生み出せるサークルにしたい」と今後の意気込みを話す。

 開催時間は11時~21時。今月16日まで。

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