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伏見で桃の節句に向け「白酒」出荷へ-牛乳割りなど飲み方提案も

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 宝酒造(下京区)で現在、桃の節句に飲まれる白酒が出荷最盛期を迎えている。

ビンやパッケージもかわいらしい

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 白酒は、もち米と米こうじにアルコールを加え、30日ほど熟成させた後、すりつぶしてして作られる酒。みりんの製法と同じだが、ろ過を行わないためとろりとした口当たりを残すのが特長。アルコールを加えない甘酒とは異なり、アルコール度数は約12度。桃の節句で桃の花を酒に浸した「桃花酒」が、江戸時代に白酒に変化したと言われる。

 同社の伏見西工場(伏見区)では、厳重に衛生管理された部屋でできあがった白酒をビン詰めにし、シュリンクをかける作業に追われている。商品は、ピンク色の化粧箱に入れて完成。約7500ケースが全国のスーパーや酒販店に出荷される。

 広報担当の坂口智子さんは「この時期になると白酒はどこで買えるのかという問い合わせがあり、根強い人気を感じる。米の甘みが感じられる白酒は、ソーダや牛乳で割るのもおすすめ。ゼリーや蒸しパンなど火を通せば、子どもにも楽しんでもらえるので、多くの人に味わっていただけたら」と呼び掛ける。

 1月23日出荷開始。店頭には1月25日ごろから並ぶ予定。価格は1本(300ミリリットル入り)=756円。

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