精進料理を海外に紹介するプロジェクト「Team Shojin」のPRイベントが12月26日、Impact Hub Kyoto(京都市上京区相国寺門前町、TEL 075-417-0115)で行われる。
海外に精進料理や、その根幹を成す伝統的な食材について紹介を行う同プロジェクト。チームは精進料理人の棚橋俊夫さんを中心として、日本各地で伝統的な手法で食材作りに取り組む企業で構成される。
棚橋俊夫さんは、精進料理で知られる月心寺(滋賀県)で3年間修業。NHK朝の連続ドラマ小説「ほんまもん」の監修を担当。今年ではベネチア・ビエンナーレ日本館レセプションパーティーの料理を担当するなど活躍の場を世界に広げている。
棚橋さんは今年秋から各地の産地を回り、酢や塩、砂糖、みそや酒などの作り手に会ってチームづくりを開始。来年からは渡米して「料理のハーバード大」とも呼ばれる料理学校(C.I.A.)やシリコンバレーの企業でのワークショップも予定している。イベントでは精進料理人として大事にしている思いや今後の展開について紹介する予定。
「精進料理は制約が多いため、できることが少ない、と思う人も多いかもしれない。棚橋さんはむしろそれを楽しんで、人の体と心を豊かにする料理を理想に掲げている。自分の血となり肉となる食を見直すきっかけになれば」と同チーム事務局担当者。「今後のチームの挑戦にも注目してもらえたら」とも。
開場18時30分、開演19時。参加費は、一般=2,000円、学生=1,000円。申し込みはImpact Hub Kyotoのホームページからフォームで受け付ける。