日本漢字能力検定協会(京都市下京区烏丸通松原下ル)による「今年の漢字」が12月12日、清水寺本堂で発表された。同寺の森清範貫主が揮毫(きごう)した。
今年で19回目となる同イベント。全国に設置した応募箱やはがき、インターネットを通じて、11月1日から12月5日まで「今年の世相を表す漢字」を募集した。今年は初めて、中国、台湾、ベトナムなどの海外からの応募も受け付けた。
2013年の「今年の漢字」には「輪」が選ばれた。2020年の東京五輪招致などが理由に挙げられた。2位以下は「楽」「倍」などの漢字が続いた。
揮毫を終えて、森貫主は「来年も力を合わせて、『平和な輪』のつながりの世界に向けて、努力していこう」と呼びかけた。
揮毫された漢字は今年1年の出来事を清め、来年の幸せを願う目的で清水寺「奥の院」に奉納される。12月13日から同31日正午まで清水寺本堂で一般公開する予定。