京都の能楽堂で実話怪談「妖国BASARA」-ゲストに女性作家2人招く

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 関西を中心に怪談を披露する「怪談社」が大江能楽堂(京都市中京区押小路通柳馬場東入橘町)で5月3日、イベント「妖国BASARA」を開催する。

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 3月のイベントに引き続き、会場は築100年を超える大江能楽堂。今回のゲストは怪異をテーマにした小説を手掛ける田辺青蛙さんと三輪チサさん。怪談社の公演は人から聞き集めた話を披露する「実話怪談」。怪談社の紙舞さんは「聞いた話をどう語るのか、素材を怪談に昇華させるためにどこを語り、どこを語らないのか。その判断には語り手のパーソナリティが色濃く反映される」という。

 「田辺さんは独特の感性で怪談にアプローチされる方。人が恐れる怪異に自ら近づいていく印象」と紙舞さん。「三輪さんは、お話をすると本当に怪談を愛しているのが伝わってくる。民話的な怪異を好まれるようだが、舞台ではどんな話を披露されるのかも見どころ」

 「田辺さんは低い声で淡々と、三輪さんは透き通った声でゆっくりと寒気がこみ上げるような怖さのある語り。対照的な2人の舞台がどうなるか楽しみ。あの世である橋懸(はしがかり)の向こうから亡者が舞台へと現れる…そんな幽玄の世界で語られる公演を楽しんでいただけたら」とも。

 開場18時、開演18時30分。チケットは、予約=3,000円、当日=3,500円。予約はホームページで受け付けている。

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