京都・五条楽園歌舞練場で怪談ライブ-「おどろおどろしさを存分に」

五条楽園歌舞練場で8月16日、怪談ライブ「腑抜けども、常世の怪談を見せろ」が行われる。

五条楽園歌舞練場で8月16日、怪談ライブ「腑抜けども、常世の怪談を見せろ」が行われる。

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 五条楽園歌舞練場(京都市下京区河原町五条)で8月16日、怪談ライブ「腑抜けども、常世の怪談を見せろ」が行われる。上演するのは、関西を中心に怪談ライブを繰り広げている怪談社(大阪市淀川区)。

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 昨年開催した「すべての怪談の始まり」シリーズの一作となる同ライブ、今回で4回目。同団体で企画・運営を担当する紗那さん・紙舞さんは、怪談について、「『怪談』といえば『怖い話』のことだと思われがち。しかし怪談には『不思議だな』と思わず首をひねってしまうような話もあれば、どこか心温まるような話もあり、単純に怖いものというだけでない奥深さや楽しみ方もある」と話す。「イベントを主催することでしか実現できない表現や演出があるような気がする。今回のライブも、怪談社にしかできないといわれるような独自の舞台を目指している」とも。

 ライブに出演する7人のゲストについては、「『この人、面白いな!』と感じた人に出演のお願いをしているため、普段は怪談とは全く関係ないような方もゲストとして舞台に上がっていただいている。有名無名を問わず、『面白い!』と思わせる方は普段の活動にかかわらず、その怪談語りが人を引き付ける魅力になっている」(紙舞さん)という。

 会場となる五条楽園歌舞練場は、築100年を超える歴史ある建物。「年月に磨かれ黒光りする柱や壁は、まさに怪談にもってこいの場所。怪談と聞いてイメージするおどろおどろしさを、まずは存分に楽しんでいただきたい。ほっと肩の力が抜けるようないい意味での緩さも盛り込んでおり、『緊張と緩和』による面白さを堪能していただける」(同)とも。

 紗那さんと紙舞さんは「このシリーズは今回が最終回だが、これからもライブ主体で活動し、世間一般では怪談のオフシーズンといわれる秋や冬も、それぞれに楽しみ方がある。季節に合わせて、世に起こる怪異の楽しみをお伝えしていきたい」と話す。

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