新風館で願掛け-上賀茂神社の「願い水」で墨をすり決意新たに

願いを書にしたためた正呂地さんと森さん

願いを書にしたためた正呂地さんと森さん

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 新風館(京都市中京区烏丸姉小路下ル)で1月7日、書道で願掛けを行う企画が行われた。

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 徒然草に上賀茂神社の御手洗川の水で墨をすって歌を書き、奉納していた歌人が上賀茂神社のご利益により、人の口に上る良い歌をを多く詠んだという一節がある。その故事にちなみ、御手洗川の水を「願い水」とし、墨をすって思い思い「福」や「健康」などの願い事を書いた。

 「忠」という好きな歌手の名前の一字を書いた正呂地亜紀さんは、今年もたくさん会えたらと、はにかみつつも選んだ。「笑」という字を紙いっぱいに書いた森菜津季さんは「普通のことだけど大切なことだと思う。今年はたくさん笑うことができたら」と思いを新たにした。「世界平和」と書いた60代の女性は「子どもたちが安心して暮らせる世の中になったら。まず願うことが大事」と話していた。

 「神様に願いを託す願掛けだが、文字を書くときには自分と向き合うことになる。書くことで今年の願いを実現するための決意を固めてもらえたら」イベントを主催した村上紘之さん。

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