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COCON烏丸で連続講座「原発を考える」-ドキュメンタリー映画公開で

京都シネマで6月25日から公開されるドキュメンタリー映画「100000年後の安全」

京都シネマで6月25日から公開されるドキュメンタリー映画「100000年後の安全」

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 四条烏丸の商業施設「COCON烏丸」(京都市下京区四条烏丸通下ル水銀屋町)のギャラリー「Kara-S(カラス)」で6月26日から、連続講座「原発を考える」が行われる。

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 フィンランドのドキュメンタリー映画「100000年後の安全」の公開に合わせて企画された同講座。映画は、世界初の高レベル放射性廃棄物の永久地層処分場に監督自ら取材を行った。秋公開の予定を繰り上げ、同館では6月25日から上映する。

 講座は毎回異なるゲストが、エネルギー政策やジャーナリズムの視点からトークを展開。26日の講座では映画監督の海南(かな)友子さんが、事故後3週間後の避難区域を撮影自ら福島入りして撮影した映像を公開。参加者に「未来の人たちにどのように福島の事故を伝えるか」という投げかけを通して対話する予定だという。

 企画を進めてきた同館スタッフの木田鑑子さんは「他の人の意見を聞く事で、原発について自分の考えかたを整理できるような講座になれば」と話す。「映画の舞台フィンランドは日本よりも原発が少ない。それでも巨大な放射性廃棄物の処理施設の建設を進めた。日本も決して無関係ではない。講座で映画鑑賞後の気持ちを分かち合ってもらえたら」と同館支配人の横地由紀子さん。

 今後、立命館大学の大島堅一教授の「『原発は安い』のカラクリについて」(7月6日)、ジャーナリストでもある同志社大学の浅野健一教授の「東電原発『事件』はどのように報道されたか」(同18日)を予定している。

 開催時間は回によって異なる。受講料は各回500円。定員は全て50人。

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