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「アートフェア京都」開催-ホテルの客室で作品を展示・販売

昨年の411号室の様子
courtesy of ギャラリー白川(京都)
copyriht : アートフェア京都実行委員会 / ホテル モントレ京都 / 2010-2011  photo : 表 恒匡

昨年の411号室の様子 courtesy of ギャラリー白川(京都) copyriht : アートフェア京都実行委員会 / ホテル モントレ京都 / 2010-2011  photo : 表 恒匡

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 モントレホテル京都(京都市中京区烏丸通三条下ル饅頭屋町)で5月20日~22日、「アートフェア京都」が開催される。

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 今回で2回目となる同フェア。国内外のギャラリーや企業が作品をホテルの一室に展示・販売する。昨年は同ホテルの1フロアでの開催だったが、今回は2フロアで60以上の出展者が参加する。

 「前回の開催で手応えを得た」と同実行委員代表の石橋圭吾さん。出展者に好評だったのが石橋さん発案の「デポジット」システム。これは、入場料として2,000円払い、5,000円以上の作品を買う場合、購入金額から2,000円を差し引くもの。入場券は期間中何度でも再入場もできる。「人が多すぎると、アートフェア本来の目的である売買や商談がしにくくなる。また、『せっかく入場料を払ったのだから』」と購入する人も多く見られた」という。

 東日本大震災を受け、「今こそアートの力を。」という言葉を掲げた。「震災後、東京で若手陶芸作家グループの展示を行った。余震が続くこともあり周囲に反対されたが、開催するように言った」と石橋さん。陶器を床に置くなどの工夫も施した。結果、ギャラリーは盛況を博したという。被災した益子の作家が「この数日間はこの展示のために生きていたようなもの」と言われ、「『今こそアートの力を』という思いを強めた」と石橋さん。

 「きっと掘り出し物があると思うので、こうした機会が初めてという人にも参加してもらえたら。京都は制作環境が整っており、新しいものがどんどん生まれてくる街。それを多くの人に知ってもらうことが大事。今は種まきの段階だが、少なくとも10年続けていくことで、京都のコンテンツの一つに成長できれば」

 関連イベントとして映像作品上映会や学生作品のオークションなども予定する。

 開催時間は11時~19時。チケットは当日同ホテルで販売する。

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