純米酒「ハンチョウ」2,000本突破-佐々木蔵之介さんの実家が商品化

写真=「ハンチョウ」と佐々木晃専務

写真=「ハンチョウ」と佐々木晃専務

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 佐々木蔵之介さん主演のテレビドラマ「ハンチョウ~神南署安積班~」のオフィシャル純米酒「ハンチョウ」の売り上げが2,000本を超えた。製造販売は佐々木さんの実家でもある佐々木酒造(京都市上京区日暮通椹木町下ル、TEL 075-841-8106)で、5月22日から販売している。

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 商品化は、番組を制作しているTBSから「ドラマの関連企画として、ワインバーで出すカクテルに佐々木酒造の日本酒を使いたい」という話が持ち込まれたのがきっかけ。「今回は数ある銘柄の中から『西陣』という特別純米酒を選び、特別に『ハンチョウ』のラベルになっている」と同酒造専務の佐々木晃さん。

 ハンチョウ発売後の反響は、「普段なら日本酒を好んで飲まないと思っていた若い世代が購入していったり、これまでリピーターの方が多かったネットでの注文に新規にお客さまが増えたりと、より多くの方に日本酒のおいしさを知っていただくきっかけになっている」という。

 現在同店では、経済産業省の地域イノベーション創出研究開発事業で、京都の米を使ったノンアルコールの米麹ドリンクを研究開発しており、来年3月の発売を目指している。「京都の特産品として親しんでいただき、またお米の味にも慣れてもらい、将来的には日本酒を飲んでいただけるようになれば」と佐々木さん。

 「1973(昭和48)年を境に日本酒の消費量は6割減っている。作る側・売る側のPR不足も原因の一つと真摯(しんし)に受け止め、『酒といえば日本酒』と思ってもらえるように頑張っていきたい。そのためにも、今までと同じことをするのではなく、どんどん新しいことに挑戦していかなければ」と意欲をみせる佐々木さん。「佐々木酒造は今では洛中で最後の1軒となった蔵元。既に120年続いてきたが、これからもう100年続けていければ」とも。

 価格は2,000円(720ミリリットル)。8月2日までインターネット、8月8日まで同社小売部で販売する。

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