京都水族館（京都市下京区観喜寺町）は新プログラムの発表を4月22日、発表した。

スカイウォークデビューしたためか、りりしく見える「からす」

　今年3月に3周年を迎えることに合わせて発表するのは「イルカLIVEきいて音（ネ）」と、「ペンギンスカイウォーク」の2種類。いずれも、自然界で見られる本来の行動を取らずに太ったり病気になることを防ぐための「ケアリング」の観点と、好奇心が強い性質を生かしたプログラム内容となっている。

　「ペンギンスカイウォーク」では、ペンギンゾーンから、イルカスタジアムのおよそ50メートルを自由に歩く様子が見られる。当面はエサのタイミングに合わせて通路を10分程度開けて、自由に行き来させる予定だという。「ケープペンギンは、海から数百メートル離れた場所に巣を作り、行き来するので歩くことも実は得意。ぜひ好奇心旺盛に歩く姿を見てもらえたら」と同館展示飼育部の吉澤聡吾さん。

　この日初めて開かれたこの通路に「しんまち」が先頭になって挑戦。およそ14羽ほどがおそるおそるこれに続いた。烏丸通から名付けられた「からす」もこの日「デビュー」を果たした。

　「イルカLIVEきいて音（ネ）」は、参加型のプログラム。来場者に配られた笛と、イルカの鳴き声の掛け合いによって一体感を感じられるように演出。ほかにもイルカの鳴き声やペンギンの鼓動の音などさまざまな音で構成され、性格の違いや個性などを紹介しながら進めていく。同プログラムでは、特別ゲストとして同館のペンギン「えびす」も登場。愛らしい姿に歓声が飛んだ。

　営業時間は9時～17時。入館料は大人＝2,050円。大学・高校生＝1,550円。小・中学生＝1,000円、幼児（3歳以上）＝600円ほか。