展覧会「未来への素振り」を開催中の京都芸術センター(京都市中京区室町通蛸薬師下ル、TEL 075-213-1000)で、出展作家とボランティア・スタッフによるトークイベントが連日開催されている。会場はギャラリー南。
同センターの開設10周年記念事業の一環として開催している同展。同センターの活動を支えてきたボランティア・スタッフが中心となり組織する「てんとうむしプロジェクト」が企画運営している。出展作家に小山田徹さんと伊達伸明さんを迎え、同センターのギャラリー北・南でそれぞれのテーマに沿った展示を行っている。
小山田さんがメーンコーディネーターを務めるギャラリー南では同展開催初日から、出展作家やボランティア・スタッフがさまざまなテーマでトークイベントを展開。3月11日に開催された「網走食堂」と題したトークイベントでは、ボランティア・スタッフの北川一恵さんが、北海道・網走で食堂を経営していた自身の経験を、当時の写真や思い出の品、映像などを交えながら披露した。出展作家の小山田さんや伊達さん、さらに参加者から次々と飛び出す質問に、北川さんは生き生きとした表情で答え、時折笑いも交えながら盛り上がりをみせた。終了後、北川さんは「自分の話を聞いてもらえてとても楽しかった」と振り返った。
同展の開催時間は10時~20時。入場無料。今月28日まで。トークイベントは会期最終日まで毎日開催。開催時間は日により異なる。