京都国際マンガミュージアム養老孟司館長と宮崎駿さんが対談

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 京都国際マンガミュージアム(京都市中京区烏丸通御池上ル、TEL 075-254-7414)で、と宮崎駿さんによるイラスト13点の複製画の企画展示展「虫眼とアニ眼」が9月12日より10月4日まで行われた。9月28日には「虫眼」の人・解剖学者養老孟司館長と、「アニ眼」の人・アニメーション作家・宮崎駿さんとの特別対談が行われた。

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 同館広報の中村恵子さんによると、国外にもファンの多いアニメ界大御所と館長自らによる対談というビッグイベントには事前の応募が殺到し、当日よりかなり前に受け付けを締め切ったという。メディア関係者の取材申し込みさえ制限しなければならなかったという。

 講演会当日、定員250人の会場には外国人の姿も。講演では、養老館長の水先案内により宮崎さんが漫画に対する思いや心境を語った。対談の最後には15分間の質疑応答も設けられ、アニメ製作の秘話や就職にかかわる現実的な質問から、「もし生まれ変われたとしたらどんな職業に就きたいか?」などの質問も飛び出した。

 「アニメや漫画はサブカルチャーたるべきで、今こうして大人気のマンガミュージアムにいることは複雑な気持ちがする」という宮崎さんと、日本ゲーム大賞の選考委員長を務め自らもオタクカルチャー好きを公言する養老館長のやりとりも軽妙だった。時折笑いも醸し出す会場は熱心に傾聴する雰囲気に包まれていた。

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