休業中の老舗旅館「嵐峡館」、星野リゾートが再生-12月開業へ

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 リゾート運営を手掛ける星野リゾート(長野県軽井沢町)は6月5日、京都市内のホテルで記者会見を行い、2007年に旧経営者が亡くなってから休業業態にあった老舗旅館「嵐峡館」(京都市西京区嵐山元録山町)を「星のや京都」として12月12日に開業すると発表した。

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 「嵐峡館」は保津川峡谷にあり紅葉の名所として知られていた明治創業の老舗旅館。同社は「水辺の私邸」をコンセプトに、約100年前に建てられた同館をリノベーションする。同社の星野佳路社長によると「外観は嵐峡館を継承するかたちにはなるが、古くなっており手直しを必要としている部分も多い。京都らしさをデザインし、手直しすることで以前より洗練度は増す」という。

 内装に関しては「西洋のまね事ではない、日本文化をきちんと反映した星のやらしさを大切にしたい。日本らしさも単に歴史を遡るだけでなく、王道でありながら現代人にとっての利便性も兼ね備えているものを目指している」(同)とも。

 同館の菊池総支配人は「和室のパブリックスペースを設置したり、名ブランドではない日本のものを客室に設えたりすることで嵐山の魅力を表現し、ホテルにはない旅館の良さを感じていただけるようなおもてなしを目指したい」と話す。

 現在開業に向けて、夕暮近くに毎日開催するカクテルパーティーや京都の奥深い精神性を食・施術を通して体験する日本のスパ、市内の料亭との提携など、「同旅館に滞在したからできる特別な体験プランを考案中」(菊池総支配人)だと言う。

 「国外のお客さまももちろんだが、まずは国内のお客さまに支持していただける旅館になりたい。星のやの世界観を理解してくださる国内のお客様に支持していただくことができれば、自然と海外のお客様にも支持していただけるようになると思う」と星野社長。客室単価は7万円、年平均稼働率70%以上を目指す。

 料金は1泊1室で5万5,000円~12万円(税・サービス料込み)。電話(TEL 075-871-0001)とインターネットで予約を受け付けている。

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