和の遊び場「ならいごとの十色」が正式オープン-和の習い事多彩に

京町家busonで「いちひめ雅楽会」による「越殿楽」「蘭陵王」が演じられた

京町家busonで「いちひめ雅楽会」による「越殿楽」「蘭陵王」が演じられた

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 和の伝統文化を楽しむ遊び場「ならいごとの十色(TOIRO)」(京都市下京区仏光寺通烏丸西入ル、TEL 075-205-2730)は6月6日、グランドオープンした。

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 同日、100人を超える参加者を集めて開かれたレセプションは「いちひめ雅楽会」による「道楽」の演奏でスタート。「いちひめ雅楽会」は雅楽を日本の伝統音楽として広めていくため、1980年に市比賣神社の飛騨富久宮司が主宰者となり設立された。COCON烏丸から京町家busonまでの烏丸通りを、笙(しょう)、ひちりき、龍笛を演奏しながら歩き、道行く人々は驚きの表情を見せていた。

 京町家busonでは、「越殿楽」「蘭陵王」が演じられた後、「ひなみ」(右京区山ノ内大町)による京のおばんざいが振る舞われた。「身近に熱い志をもった方々がこんなにたくさん集まってくれた。このエネルギーを終結させればもっともっと大きなこともできるかもと思える勇気をいただいた」とTOIROコンシェルジュの「もりもっち」さん。

 6月は、「祇園祭へ持って行こう手ぬぐいづくり」(ろうけつ染)、「古来からの色の中に聞こえる懐かしい雨音」(雅楽)などのクラスを用意する。

 今後について、もりもっちさんは「地元京都の方はもちろん、京都にお越しになるときに気軽に立ち寄っていただけるような和の遊び場を作りたい」と意欲をみせる。

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