着物デザインを伝えるブランド「京都デニム」-新風館でショー開催へ

写真=今年6月にオープンした「京都駅前 KYOTO HOMAY DESIGN ショールーム」

写真=今年6月にオープンした「京都駅前 KYOTO HOMAY DESIGN ショールーム」

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 京友禅や刺しゅうの加工技術を今のファッションに生かした身近なライフスタイル提案や伝統技術を手掛けている豊明(向日市)は9月20日、新風館Re-Cueホール(京都市中京区烏丸通姉小路下ル)でファッションショー「京都デニムコレクション」を開催する。

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 同社は、国産レディスデニムブランド「京都デニム Kyoto Denim」をスタート。同ブランドは、着物を現代に通じるファッションとして発信したいという思いから、デザイナーの桑山豊章さんと京友禅の職人により5年の歳月をかけて生まれたオリジナルブランド。

 製造工程は、備後地方で製織されたデニムの生地を京都で着物と同じ染色加工を行う。その後パーツに切り出し、岡山で他のパーツと縫製。ジーンズの形になってから再び京都で染色や京友禅を施し4日間かけて手仕事で染め上げる。着物の京染めはジーンズのインディゴに比べて色がしっかりと染まり、通常はきこむと白くなる部分に京染めの色が表れるという。京都デニム担当者は「はきこむ楽しさ、育てる楽しさがある」と話す。 

 同社は今年6月、「京都駅前 KYOTO HOMAY DESIGN ショールーム」(下京区小稲荷町)をオープンした。店舗面積は約12坪。商品の基本シルエットはブーツカット、スリムブーツカット、ストレッチブーツカット、スキニー、スリムストレートの5種類。色柄のバリエーションは50種類以上。サイズは25インチ~30インチで、すべてが京都と岡山の職人の手仕事により作られるため、ほぼ一点ものだという。販売価格帯は19,950円~39,900円。「今秋の京都デニム的トレンドはロールアップ。裏生地までしっかりと美しい染め色に仕上がった京都デニムはロールアップがかわいいい」(担当者)という。ショールームの営業時間は10時~20時。

 8月には、英ロンドンで開催された展示会「MARGIN LONDON」に出展。繊細なシルエットと京染めの美しさが好評を得たという。同イベントは帰国後初めてのファッションショーとなる。

 開催時間は18時~18時30分。入場無料。

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