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木屋町松原で「京の今昔写真展」 写真通じて「京都」語る場に

その場で写真を撮って壁に貼る一角も好評

その場で写真を撮って壁に貼る一角も好評

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 学生団体SPREDが主催する写真展「京の今昔写真展」が6月3日、「ショーンハイトギャラリー泉 sen」(京都市下京区木屋町松原上る2丁目)で始まった。

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 同志社大学3回生の緒方龍一さんが、自分たちの視点で京都の魅力を深掘りすることを目指し京都の街歩きガイド仲間を中心に今年1月に結成した同団体。緒方さんは「自分自身が京都出身なのに、他府県の人に京都の良さを伝えられないことが歯がゆかった」と結成当時を振り返る。

 展示に際してメンバーは東本願寺近くの商店主やメンバーの親類などから京都で撮影された写真を借り、またその当時の様子や京都への思いについてのインタビューを実施。同じ場所で撮影した現在の様子の写真と並べて展示する。来場者の写真をその場で撮って展示する一角も設けた。

 インタビューを担当した高倉和花子さんは「『観光都市』だけではない京都を発信すべきという熱い気持ちを聞かせてもらったり、祖母から『父が鉄道に勤めていたからからこそ滋賀から京都に頻繁に出掛けることができた』と今では想像しにくい話を聞かせてもらうなど、感慨深いものがあった」と話す。

 来場した敷城こなつさんは「私は京都の通りを擬人化した『お通り男史』のキャラクターデザインを担当しており、とても興味深く見た。京都の街はコンテンツに展開できる力があると思う」と話していた。

 緒方さんは「来場者も年代がさまざまで『懐かしい』から『こんな風だったのか』と反応をいただくほか『こま犬は戦争で供出して今とは違う』など教えていただいてうれしく思っている。今回の展示を踏まえ、次の展開も考えていきたい」と意気を見せる。

 開催時間は11時~18時。今月5日まで。

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