未利用の森に自然放牧牛-ジェイアール京都伊勢丹で「森林ノ牛乳」販売

低温殺菌+ノンホモジナイズ製法による「森林ノ牛乳」。

低温殺菌+ノンホモジナイズ製法による「森林ノ牛乳」。

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 環境ソリューション事業を手がけるアミタ(東京都千代田区)は2月12日~14日、自然放牧牛の生乳からできた「森林ノ牛乳」をジェイアール京都伊勢丹(京都市下京区烏丸通塩小路下ル)で限定販売している。

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 「森林ノ牛乳」は、昨年12月に開設された「森林ノ牧場」(京丹後市)で飼育されているジャージー種の乳牛から作られる。同牧場は未利用の森林に牛を自然放牧することによって森林に新たな価値を生み出す試みで、乳牛は山の傾斜を歩き回り、森林に自生する天然の草を自由に食べ、育てられている。

 牛乳の脂肪分を意図的に高める配合飼料は与えず、加圧による脂肪球の均質化を行わない「ノンホモジナイズ」製法を採用。低温殺菌のためタンパク質やカルシウムなどの栄養成分を壊さず、生乳に見られる「クリームライン」と呼ばれるクリーム状の膜が牛乳表面に浮き出すという。

 アミタ関係者は「眠っている森林や里山を生かすために森林酪農を試みている。この牛乳を通して、当社の活動を少しでもご理解いただければと思う」と話す。

 伊勢丹関係者は「一次産業の皆様がもっと元気になる必要がある。環境を維持し次世代に残すというアミタの考えに賛同した。牛乳としてのレベルも非常に高いので、これを販売することで少しでも社会貢献につながれば」と話す。

 価格は500ミリリットル入りで630円。正式発売は3月5日から。「森林ノ牧場」では同牛乳を使ったソフトクリームも販売している。

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