「今年の漢字展」が10月21日、祇園にある「漢検漢字博物館・図書館(愛称=漢字ミュージアム)」(京都市東山区)で始まった。
会場には年末の恒例となった「今年の漢字」を1995(平成7)年から2019年までの漢字の振り返るパネルを用意。応募数が2位と3位の漢字や当時の京都新聞の「10大ニュース」と共に紹介する。
清水寺の貫主の森清範さんが揮毫(きごう)した9枚の大書も展示する。展示は応募数が多かった8枚と2019年の漢字の「令」。東日本大震災があった2011(平成23)年の「絆」や、2013年のオリンピック・パラリンピック開催地が東京に決まった2013(平成25)年のことを反映した「輪」、2014(平成26)年の消費税引き上げにちなんだ「税」が並ぶ。
企画を担当者の森田真光さんは「当時の世相を振り返りながら、2位や3位の漢字も一緒に見てもらえたら。2020年の『今年の漢字』の募集が始まれば、応募箱を設置する予定なので、応募してもらいたい」と話す。
12月24日からは2020年の大書の展示を行う。
開催時間は新型コロナウイルス感染症の影響で当面は平日=11時~、土曜・日曜・祝日=9時30分~17時閉館(最終入館は閉館30分前まで)。当面は月曜・火曜休館(休館日が祝日の場合は翌平日に振替)。入館料は大人=800円、大学・高校生=500円、中学・小学生=300円ほか。来年1月31日まで。