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「コロナ禍」何て読む? 漢検の検索サイトで「禍」のアクセス15倍

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 日本漢字能力検定協会(京都市東山区)が運営する漢字・日本語の検索サイト「漢字ペディア」で「禍」の検索数が3~4月にかけて急増していることが分かった。

 この時期は「コロナ禍」という語が使われるようになった時期とも一致する。烏丸経済新聞を含む「みんなの経済新聞」(みん経)で最初に使われたのは4月6日付の福井経済新聞の記事「福井舞台の短編映画、動画サイトに コロナ禍受け、『福井への恩返しに』と監督」だった。みん経では10月9日12時の時点で993件の記事で「コロナ禍」が使われている。

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 同協会によると、コロナ禍の意味や読みを調べるために検索したかは把握できないものの「禍」の検索数は3~4月の前年同月比で約15倍となり、なった。2020年の1~9月までの月間平均PV数の約450万PVに対して4月は約520万PVと月平均を上回った。

 「禍」は同サイトで「わざわい。まが。ふしあわせ」と意味を解説し、「災禍」「戦禍」「舌禍」といった熟語を例示する。「禍」は漢検準2級で出題される常用漢字1951字の一つ(常用漢字は2136字)。準2級のレベルは「高校在学程度」だという。

 ちなみに、よく似た形の「渦」も前年同月比で7.8倍と増加。これは「禍」と「渦」を比較した、あるいはどちらを使うのか確認したことが推測される。「渦」は訓読みではうずだが、漢字の右側のつくりの音符(発音を表す部分)が同じで、「過」や「蝸」と同じく音読みが「カ」であることも紛らわしさを生んでいるようだ。

 同協会の広報担当者は「『禍』は日常生活ではあまりなじみがなかった字かもしれない。こうしたきっかけで少しでも漢字・日本語への興味や感心につながれば」と話す。

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