京都のお盆の伝統行事「五山送り火」が8月16日、京都市内の各山で営まれた。
送り火は、お盆に迎えた精霊を送り、無病息災を祈る行事。今年は新型コロナウイルス感染症の影響を受け、点火数を減らして実施された。
例年であれば観光客も加わり、大勢の人で賑わう金閣寺付近も今年はマスク姿の近所の人が集まる程度に留まったが、親子連れや夫婦らが送り火に通り手を合わせていた。
左大文字で点火したのは中央の1基で、いつもの「大」の字との違いに「コロナのせいとはいえ、これでは寂しいね。残念」とため息を漏らす人もいた。