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京都の「漢字ミュージアム」が再開 換気や消毒、3密避ける工夫も

来館者が触れるパネルを消毒するスタッフ

来館者が触れるパネルを消毒するスタッフ

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 祇園にある「漢検 漢字博物館・図書館(愛称=漢字ミュージアム)」(京都市東山区)が6月3日、営業を再開した。

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 休館中の同館は館内を紹介したり、専門家が漢字について解説したりする動画を出すといった工夫を行った。職員もリモートワーク等に切り替えたという。

 受付ではマスクの着用の確認と検温、透明なシートを張るほか、人が集まらないよう床には待機位置の目印を付けた。館内はスタンプなどの横に消毒液を設けるほか、申し出があれば薄手の手袋を進呈する。窓を開けるなどして換気をするほか、人との距離が取れるようにシアターシートの配置を変えたり、4人掛けのゲームを端と端の2席しか使えなくしたりした。当面は月曜に加え火曜も休館するほか、時短営業を行う。

 同館の森田真光課長は「夏休みに子ども向けの体験型の企画も考えていたが、見送りとなったが、それぞれが距離を保ちながら館内を周遊するなどして楽しんでもらう方法を工夫できないか考えている」と話す。

 漢字文化研究所の柴田嘉宏部長は「新型コロナウイルス感染症が完全に収束したわけではないので、かなり慎重な判断で、できる限りの準備をして今日の再開となった。多くの方が自粛で疲弊されているのを感じている。少しの間でも憩いの時間になれば」と話す。

 開館時間は11時~17時(最終入館は16時30分)。入館料は大人=800円、大学・高校生=500円、中学・小学生=300円ほか。

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