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京都・大学生がコロナ禍の飲食店応援 魅力発信の取り組み始める

店主の若尾さんから話を聞く大貫さん

店主の若尾さんから話を聞く大貫さん

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 同志社大学2回生の大貫拓海さんが中心となって現在、大学周辺の飲食店を1日1件、インスタグラムで紹介する取り組み「同志社飲食店にエールをプロジェクト」が始まっている。

大貫さんはオフィスやイベントスペースを見学した

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 新型コロナウイルス感染症の影響を受けた飲食店に何かできないかと始めた同プロジェクト。大貫さんがウェブサイトや写真が得意な友人を誘い、大学周辺の飲食店を中心に取材した内容を発信している。

 大貫さんは「アルバイト先が店をたたむことを4月17日に聞き、新型コロナウイルス感染症の影響が大きいことを実感した。『本当にきついんだ』と感じたことがきっかけだった」と話す。「飲食店の人からは情報が埋もれているという悩みや、この波が落ちついた後に本当に人が来るのかという不安の声を聞き、店の持つ魅力を発信したいと考えた」とも。

 5月29日は相国寺の近くにある「kitchen hanare」(キッチンはなれ・京都市上京区相国寺門前町)を取材。店主の若尾久美さんからイベントスペースやオフィスに併設したカフェが始まったいきさつや、看板メニューのカレーやロコモコ、自家製のジンジャーエールのこだわりや、再開の時期、テークアウトメニューも始めたいという展望を聞いた。

 大貫さんは「大学のある今出川周辺の店の取材をこれからも進めて、インスタグラムやウェブで情報を発信し、スタンプラリーのようなイベントなどもやってこの辺りを盛り上げていけたら」と意気込む。

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