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漢検ミュージアムで「フォントのホント」展 成り立ちや作り方など特集

令和の「令」についての問い合わせが多く寄せられたこともあってフォントに関する展示にしようと決めたと中村さん

令和の「令」についての問い合わせが多く寄せられたこともあってフォントに関する展示にしようと決めたと中村さん

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 「漢検漢字博物館・図書館(愛称=漢検ミュージアム)」(京都市東山区祇園町南側)で現在、企画展示「フォントのホント」展が行われている。

新聞によって使用するフォントも違う

 フォントについて楽しく知ってもらうことを目的とした同展。担当した日本漢字能力検定協会執行役員の中村真樹さんは、「今年5月の新元号の発表後、協会に『令和の令の下は『マ』ではないのか』『どちらが正しいのか』といったフォントの違いから来る問い合わせが多かったことが企画の後押しになった」と明かす。

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 数千あると言われるフォント。展示では「『令』のように同じ漢字でも違う字に見えるほどにデザインに個性がある理由を「コミュニケーションを豊かにするため」と説明する。実際に、フォントの要素や、違いの出やすい『永』の字を例に、フォント名とフォントを集めた展示も用意する。

 会場では、モリサワ(大阪市浪速区)の協力で、実際に手書きでフォントをデザインする過程を紹介するほか、大日本印刷(東京都新宿区)が開発中のデジタルコンテンツ「近未来のフォント」も体験できる。同コンテンツはAIが文字の意味を判別し、「寒い」と打てばつららが下がったようなデザインの、「楽しい」と打てば軽やかなフォントが選択されるなどAIとやりとりができる。

 中村さんのお薦め展示は、明朝体とUD(ユニバーサルデザイン)フォントで作った同じ文章の比較コーナーという。「実際に小学校で行った実証実験でもUDフォントで作ったテストの方が、正解率が高く『フォントの力』が証明された。稟議(りんぎ)を上げるときなどは、このフォントを選ぶと通りやすくなるかもしれない。工夫してみては」と話す。

 10月26日と11月30日は、12種類のフォントで名前が作れる「千社札をつくろう!」も行う。開催時間は10時30分~12時30分、14時~16時。参加費は100円。

 開催時間は9時30分~17時(入館は16時30分まで)。料金は、大人=800円、大学・高校生=500円、中学・小学生=300円ほか。2020年1月5日まで。

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