「クリエイティブ クッキング バトル」が6月9日、ABCクッキングスタジオ京都グラウンド(京都市下京区四条通り室町東入函谷鉾町)で行われた。
同大会は、日本の食品廃棄物の半分が家庭からと言われていることから、食品廃棄(フードロス)をも家庭からも解決できることをテーマに昨年から始まった。
競技は、正月に食べきれなかったもちや、たくさん買いすぎたトマト缶、イベントで余ったという春巻きの皮、インスタントラーメンなど参加者が持参した食材と主催者が用意した食材を組み合わせて料理を作る。調理時間は45分。審査ではレシピの創造性や味、見た目に加えてゴミの重さも評価の対象となる。
この日の午前中に行われた関西学院大学と京都大学、立命館大学と成安造形大学の対戦では、「京大カレー部」が、使うのが難しいと思われていた「酢豚の元」を活用してカレーを作ったほか、ヴィーガンがメンバーにヴィーガンいる関西学院大学のチームもシイタケの軸を捨てずに使うなどしてゴミを減らす工夫が見られた。
午前中の対戦で1位となった立命館大学の新崎真緒さんは「野菜のヘタや皮から出るだしでベジブロスを作ったほか、アヒージョに使ったエビの皮は、190度で5分オーブンで焼いたものをサラダに振りかけるなどたりして、生ゴミを減らしたことが評価されたと思う。エビの皮は焼いて塩を振るだけでおつまみにもなるので家庭でも試してもらえたら」と話していた。