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京都・嵐山と東山の人力車がキャッシュレス決済導入へ インバウンド需要見込む

QRコードをかざして使う様子

QRコードをかざして使う様子

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 全国で観光人力車「えびす屋」を展開する「ベリー・プロジェクト」(京都市右京区)が3月1日、京都市内2カ所でキャッシュレス決済サービスを始めた。

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 3年前から浅草で海外からの利用者のためにクレジットカード決済を導入していた同社。京都の東山と嵐山でも、海外からの観光客の利用が一昨年ごろから急増したことや、現金の持ち合わせが無くカードを使いたいという声に応えるため「日本美食」が提供する「TakeMe Pay」の導入を決めた。

 同サービスは、クレジットカード決済とApple payやLine Payなど14種類の決済方法に対応する。利用方法は、QRコードを利用者のスマホで読み込み、必要な情報を入力すると使える。車夫がカードリーダーなどの端末を持ち歩く必要が無いことから同サービスを選択したという。

 同社経営戦略室筆頭主任の小瀬川○一さんによると、導入以降、同サービス利用率が嵐山では1割を超えるようになったほか、海外からの利用者の単価が導入前に比べて上がったという。

 小瀬川さんは「クレジット払いができるなら、と利用した例も聞いている。国内外の方に人力車を気軽に利用してもらうためのツールとして活用を進めたい。導入により海外の方の利用のハードルが下がったので、海外の方が楽しめるようなコミュニケーションや語学についても力を入れたい」と意気込む。

 同社では本年中をめどに、キャッシュレス決済サービスを全店に導入する予定という。

 ○は申に易

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