錦市場近くにある、ビアパブ併設のクラフトビール醸造所「スプリングバレーブルワリー京都(以下SVB)」(京都市下京区富小路通錦上、TEL 075-231-4960)が12月15日、オリジナルビール「京都YOSANO IPA」を開栓した。
京都の北部に位置する与謝野町産の4種類のホップのみで作った同商品。同町では、地域おこし協力隊が中心となって、ホップ栽培に挑戦。今年で3年目になる。価格は1杯980円。
スプリングバレーブルワリーのマスターブリュワーの田山智広さんは「与謝野町で収穫してそのまま冷凍保存しているので採れたての生のホップに近いみずみずしい香りが楽しめる。苦みは抑えつつ、かんきつの香りの強いカスケードというホップの特長が楽しめて、杯が進む味になった」と話す。
この日は、来店客に試飲用グラスを配り全員で乾杯した。同店ヘッドブリュワーの三浦太浩さんは、「IPA(インディア・ペールエール)というと苦みが強いというイメージだが、苦みは抑えて仕上げた。試してみて気に入れば注文してみてほしい」と呼び掛けた。三浦さんのお薦めのペアリングは、島豚のソーセージ(900円)と、その付け合わせの酢漬けのキャベツという。
会社終わりに来店したという4人組は「パンチのある苦みを覚悟して飲んだらとても飲みやすい」、「香りがよく、上品な味に仕上がっている」、「色のイメージとは違った」、「はんなりとした京都らしい味」と話していた。
営業時間は11時~23時。