岡崎公園(京都市左京区)で9月3日、「平安日本酒フェスティバル」が開催された。
日本酒バー「あさくら」の朝倉康仁さんと居酒屋「うまいもんいっしょう」(以上、中京区)清水学さんで作る「SAKE Project」が企画したもので、同会場での開催は初となる。京滋の8蔵を含む20蔵が参加したほか、古酒や日本酒カクテルのほか、フード屋台も23店参加した。
好天に恵まれた同日は、ステージでアーティストライブのほか、ちんどん屋のパフォーマンスやブラジルの演舞「カポエイラ」が披露された。太鼓や楽器ビリンバウ、歌、手拍子に乗って技を披露したり組み手では互いにステップを踏み、相手に当てないようにしながら蹴りや側転を繰り出していた。
平安神宮の大鳥居を背景に乾杯する企画では、門川市長が「日本酒は単なるお酒ではなく、さまざまな文化と共に受け継いできたもの。文化エリアの岡崎での開催は素晴らしい」とあいさつ。「弥栄(いやさか)」と乾杯の発声を行い、参加者は高くグラスを掲げた。
知り合いを誘って夫婦で参加した猿渡宏子さんは「昼間からお酒と料理が楽しめて、愚痴も交えながらのおしゃべりが最高。明日への活力になる」と話していた。