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祇園祭・山伏山に「くまモン」登場 熊本ブースをPR、売り上げの一部は寄付

左耳には山伏山、右耳には熊本の名産の一つスイカの柄の手ぬぐいを巻いたくまモン

左耳には山伏山、右耳には熊本の名産の一つスイカの柄の手ぬぐいを巻いたくまモン

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 祇園祭の前祭(さきまつり)の山鉾(やまほこ)の一つ「山伏山」(京都市中京区室町通蛸薬師下ル)で7月13日、熊本県のキャラクター「くまモン」が登場した。

観客から投げ入れられたビーチボールを勢いよくサーブ

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 「山伏山」の名は、八坂の塔の傾きを戻したり、一条戻り橋で父親を一時生き返らせたりしたという説話で知られる、平安時代の修験者・浄蔵貴所(じょうぞうきしょ)の大峯山入りの姿をしていることに由来する。町家には、今年新調したつづれ織りの正面の水引「雲龍麒麟桐竹図」を展示している。

 昨年から町家の前に設置している熊本ブースは、山伏山の関係者に熊本出身の人がいることが縁という。熊本産商品の売り上げの一部は熊本の被災地へ寄付しているという。この日、耳に山伏山の手ぬぐいを巻いて山伏山に登場したくまモンは、熊本産品のPRを手伝ったり、一緒に歌を歌ったりしてステージを盛り上げた。

 山伏山保存会理事の藤本佳裕さんは「被災地の被害からすると寄付も大きな力にはなれないが、被災地を忘れてはいけないという思いが少しでも伝わったら」と話す。

7月14日からは宮城県岩沼市のブースも出店し、キャラクターを招いてイベントも行う予定。

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