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京都市版「防災タウンページ」全戸配布へ 公衆電話の位置や避難所マップ掲載

タウンページと防災タウンページを手にする植村副市長(左)と岡田NTTタウンページ社長(右)

タウンページと防災タウンページを手にする植村副市長(左)と岡田NTTタウンページ社長(右)

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 京都市役所で5月10日、京都市版の「防災タウンページ」の贈呈式が行われた。

京都市版タウンページの表紙は祇園祭「宵山」

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 NTTタウンページ(東京都港区)は京都市と「防災啓発情報等に関する協定」を締結。同協定に基づき、京都市が持つ防災情報を盛り込んだ「防災タウンページ」を制作した。災害用伝言ダイヤルの使い方や、指定避難所や公衆電話(災害時に通じやすい)のマップを収録した。

 防災タウンページは京都市版タウンページに同封して約94万冊を配布する。防災タウンページは区ごとに11種類を作成。従来は固定電話を利用している家庭や事業者が配布対象だったが、今回から京都市内に今月中旬から全戸配布を行う。

 植村哲副市長は「高齢者の方にとってタウンページは、なじみ深い媒体。そこに防災に関する情報と一緒に配布してもらえることで『自分事』として災害に備えてもらえるのでは。一緒に災害に強い街づくりを進めていきたい」と話した。

 NTTタウンページの岡田昭彦社長は「近年固定電話の利用が減少しているが、今回から全戸配布となるので、電話帳に初めて触れる人にも届くことになる。『地域と暮らしの安心メディア』として活用してもらえたら。今後はネット版や多言語対応にも取り組んでいきたい」と意欲を見せた。

 タウンページ京都版は、祇園祭山鉾連合会の協力を得て祇園祭の山鉾の紹介や当日の交通規制についての情報を収録。表紙は写真家の植畑美喜さんが撮影した宵山の写真が使われ、今月9日には祇園祭山鉾連合会で贈呈式も行われた。

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