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近鉄京都駅でAI搭載ロボット実証実験 3カ国語対応で観光案内

台湾からの旅行者に観光案内をするコミュニケーションロボット「Sota」

台湾からの旅行者に観光案内をするコミュニケーションロボット「Sota」

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 近鉄京都駅構内(京都市下京区)で3月1日、AI技術を搭載した観光案内ロボットを設置した実証実験が始まった。

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 設置するロボットは、大阪のロボット機器メーカー「ヴィストン」(大阪市西淀川区)が開発したコミュニケーションロボット「Sota」。

 同ロボットは、NTTグループが開発を進めるAIシステム「corevo」を搭載し、観光客と対話しながらあらかじめ準備した京都と関西エリアの観光地とアクセス方法を画像と音声で紹介する。関西広域連合を構成する2府6県に約2万4000カ所のアクセスポイントで展開する「KANSAI Free wi-fiアプリ」の紹介とQRコードを表示するなど、観光に役立つ情報も提供する。最後に案内の評価を「良い」「悪い」で選択させる。

 昨年大阪で行われた実験から改良を加え、日英中の3カ国語に対応したほか、センサーで人の距離を検知して呼び込みを掛ける機能などを追加した。実験を通じて「京都に来るのは何回目」という質問に対する回答データや選択した観光地のデータを蓄積。今後の商用化に向けて活用していくと同時に、取得した回答を自治体などに提供する展開も想定しているという。

 同社ビジネスデザイン部Wi-Fiビジネス担当の松原昌大さんは「観光の分野は、2020の東京五輪やインバウンドの増加など、ロボットが活躍できる分野は大きい。ロボットとの対話をエンターテイメントとして楽しんでもらい、日本ならではの『おもてなし』の一つになれば」と期待を寄せる。

 設置時間は平日=10時~16時。

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