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京都の小学6年生の貯金箱がアイデア賞 統合迫る学校の太鼓行事モチーフに

貯金箱の作者の塩谷瑠花さんと醒泉小学校の太鼓。貯金箱は現在イオンモール桂川で展示されている

貯金箱の作者の塩谷瑠花さんと醒泉小学校の太鼓。貯金箱は現在イオンモール桂川で展示されている

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 醒泉(せいせん)小学校(京都市下京区)6年生の塩谷瑠花さんが昨年12月、学校行事をモチーフにした手作り貯金箱で「ゆうちょアイデア貯金箱コンクール」で「すてきなデザイン・アイデア賞」を獲得した。

塩谷さんの作品「太鼓の達人」

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 1869(明治2)年「下京13番組小学校」として開校した同校。6年生が和太鼓演奏を披露する学校行事「醒泉太鼓」は約30年前から続いている。

 児童数の減少が進み、耐震補強工事ができない淳風小学校と統合することが2013年に決定。昨年は、「下京雅(みやび)小学校」に校名を決定し、現在、元格致(かくち)小学校の敷地に仮校舎の建設が進んでいる。新校舎は3年後、現在の醒泉小学校の敷地に完成する予定。

 6年生の塩谷瑠花さんは、夏休みの自由工作で、醒泉太鼓をイメージした貯金箱「太鼓の達人」を制作。ペットボトルではっぴを着た「達人」を作り、背中に開けた穴からお金を入れるとその重みで達人の腕が動き、太鼓をたたく仕掛けになっている。

 塩谷さんは「まさか大きな賞に選ばれるとは思わなかったので驚いた。入学したころから6年生の太鼓がかっこいいと思っていた。太鼓はみんなと心を合わせて一つの音が出せると達成感がある。伝統のある学校なので統合されるのは寂しい。新しい学校でも太鼓を続けてほしい」と話す。

 現在、イオンモール桂川(京都市南区)で作品展示を行っている。展示時間は10時~19時。1月29日まで。

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