堀川中立売のコワーキングスペース「Impact Hub Kyoto」(京都市上京区油小路中立売下る甲斐守町、TEL 075-417-115)で2月4日「オープンデータ・ロボット活用イベントin京都」が行われる。主催は京都府と京都市。
京都府は昨年「スマート京都推進プラン」を取りまとめ、行政やNPO、大学や事業者など、さまざまな主体でつくる公民連携組織「スマート京都推進フォーラム(仮称)」や、インターネット上に府全体の情報を提供し、利用者が加工できる「京都データストア(仮称)」といった構想を発表した。
背景には京都府の合計特殊出生率が全国ワースト2位であることや、府の70パーセントが中山間部を占め、人口流出や高齢化により空き家や買い物難民、公共交通の衰退といった問題が避けられないことが挙げられるという。こうした課題にIoT(モノとモノのインターネット・Internet of Things)、AI(人工知能)などの情報通信技術の積極的な活用を掲げ、行政そのものも仕事や働き方の改革を進めることを掲げる。
イベントで京都府は身近なロボットとしてのPepperを用意。実際に開発用アプリの使い方を指導する。参加者はこの体験を元に、Pepperを活用した住民サービスを考えるハッカソンを行う。
京都府政策企画部の東(ひがし)健二郎さんは「普段使うサービスをより良くしたり、ロボットだからできる新サービスを考えたりすることで、どんなイノベーションにつなげられるか可能性を探りたい」と話す。
「技術に興味のある人や、地域課題に取り組む人、京都市や、会場となるコワーキングスペースのImpact Hub Kyotoの人など様々な主体と協力し、行政も自ら変わることで、新しい価値やアイデアの創造ができる環境を整えていきたい」とも。
開催時間は10時~18時(11時30分~13時までは休憩)。入場無料。申し込みはメールまたは電話(075-384-0350)で受け付ける。定員は先着50人。