京都市役所前広場とゼスト御池(京都市中京区)で5月15日、「自転車マナーアップフェスタin京都」が行われ、約2万9千人が来場した。主催は京都市と京都府警察。協力は市内駐輪所を運営するアーキエムズやエシカル・サイクル・オーガニゼーションほか。
自転車の利用マナーや交通安全について楽しみながら学ぶことを目的とした同イベント。3回目となる今年は、子ども向け自転車安全教室や、オオトモ(大阪市)が販売する立ち乗り電動二輪車「ナインボット・エリート」に試乗できるスマートモビリティ体験会なども行われた。
JAFブースでは、まだ自転車に乗れない子ども向けに自転車運転シミュレーターを使った子ども安全免許証や、子どもがかぶりたがらないヘルメットをスポンジ材でデコレーションして楽しむヘルメットザウルス作りなど親子で楽しめるコンテンツを充実させた。POLA化粧品ブースでは女性やチャイルドシートに子どもを乗せる保護者向けに、自転車運転中に日傘をさすなどの危険行為を防止するスポーツUVケア体験が行われた。
京都市建設局自転車政策推進室の別所弘茂さんは「自転車の走行環境や駐輪所の整備などに力を入れてきた京都市として、自転車の安全利用を具体的に啓発する機会になった。特に、子どもたちに向けて、小さいときから安全運転やマナーについて楽しく学んでもらえるようなイベントを、今後も企画したい」と話した。