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京都で映像作品フェス 30周年記念し河瀬直美さんら過去受賞作も特集

ディレクターの黒小恭介さんと上映で使われる8ミリ映写機

ディレクターの黒小恭介さんと上映で使われる8ミリ映写機

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 京都芸術センター(京都市中京区室町通蛸薬師下る山伏山町、TEL 075-213-1000)で5月14日、「イメージフォーラムフェスティバル」が始まる。主催はシアター「イメージフォーラム」(東京都渋谷区)

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 1970(昭和45)年に「アンダーグラウンドセンター」として創業。個人で映像を作ることが珍しかった時代に8ミリフィルムや16ミリフィルムを回す個人作家の新作発表の場として1973年に「アンダーグラウンド新作展」がスタート。1981(昭和56)年には海外部門を追加し、イベント名を「実験映画祭」と改めた。1987(昭和57)年には一般公募部門を創設し、現在の名称となっている。

 今年は一般公募部門ができ「イメージフォーラムフェスティバル」となって30周年を記念して、過去の受賞作を中心に38作品を紹介。作品には、河瀬直美さんの「につつまれて」など90年代に台頭した女性監督作品やアニメーションを上映。8ミリや16ミリフィルムの作品も「できるだけ当時のままで見てほしい」と映写機で上映する。

 同イベントディレクターの黒小恭介さんは「90年代の女性監督はセクシャリティーを武器に勢いのある作品が多く見られた。海外でも評価の高い作品もソフト化されておらず見られることほとんど無いので貴重な機会。京都は造形芸大が短大のころから映像コースがあって、映像制作にも歴史のある地。特に、若い人には見てもらえたら」と来場を呼び掛ける。

 上映作品や時間は日によって異なる。当日券は1回券=1,200円、4回券=3,200円、フリーパス=8,000円。今月22日まで。

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