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京都の漫画ミュージアムで「どぼくカフェ」 「工場萌え」大山顕さんも

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 京都国際マンガミュージアム(京都市中京区烏丸通御池上る、TEL 075-254-7414)で現在開催中の「どぼく+マンガ」展に合わせ4月10日、「どぼくカフェ」が開催された。

本物の道路標識も展示されている

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 土木をテーマにした漫画の紹介や、実際の高速道路の道路標識や大正2年の京都市のマンホールなどの展示を行う同展。イベントには主催の土木学会関西支部の支部代表幹事で京都大学の準教授の高橋良和さんと、「工場萌え」「団地の見究」などの写真集で知られる大山顕さんが登場した。

 初めに、高橋さんが人の生活を豊かにする「土木」について説明。「蛇口からきれいな水が出て、電気が通り、明るく安全に過ごすことができる。ただ、それが身近なことになりすぎて、土木は事故や災害、談合などマイナスのシーンで語られることが多く、歯がゆい思いをしていた」ことから、身近に土木を感じてもらえる「どぼくカフェ」を開いたところ、ダムや鉄塔、マンホールを語る企画が人気を集めているという。

 大山さんは「ドラえもん」の空き地にある土管に注目。全巻の土管のシーンを数えたことで、建築予定地になることであの空き地が使えなくなる話が繰り返し出ていることも分かったという。同じ藤子・F・不二雄の漫画「エスパー魔美」では、実在する団地群の名をもじって団地批判を展開している点を指摘。「先生は団地が嫌いなのかな?」とコメント。

 団地が好きな大山さんは以前、URの協力で団地の屋上に上がる企画も行った。「漫画やアニメでも屋上は重要な役目を果たすことが多い。漫画家やシナリオライターの人に聞いても、学園ものはどこにも生徒がいるけれど、屋上は密室だから物語の舞台になるそうです」と説明。「『開けた密室』で『子どもたちの聖域』なんですよね。ドラえもんのあの空き地も、保護者としての大人が入ってこない聖域という意味で同じなんです」と着地させ、会場を驚かせた。

 高橋さんは展示の内容にも触れ、「ゴルゴ13が土木学会の会長と会うシーンがあるが、会長は撃たれません。どんな結末になるのかは会場で確認してほしい。土木を通じて見る新しい漫画の読み方も試してみて」と呼び掛ける。

 開催時間は10時~18時(最終入場は17時30分)。水曜定休(5月4日を除く)。入場無料。入館料(大人=800円、中学・高校生=300円、小学生=100円)が別途必要。5月10日まで。

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