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京都府の婚活政策はアリ?ナシ?-知事と学生が少子化政策テーマに討論会

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 京都府公館(上京区)で1月18日、山田啓二京都府知事と学生による少子化政策討論会が行われた。主催は、学生団体のivoteと京都府。

盛装姿の「まゆまろ」と記念撮影も

 知事と府民の対話の場「和ぃ和ぃミーティング」の一環として行われた同イベント。始めに、こども・少子化対策監の松村淳子さんが、府が現在行っている少子化対策を説明。学生は事前に府の少子化対策を研究。現状の施策に対する評価と変更すべき点、さらに新たな施策のアイデアについて、5つの班に分かれてグループワークを行った。

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 山田知事や京都府立大学公共政策学部の杉岡秀紀教授、府職員がテーブルを回って学生の疑問に答えたり、意見に耳を傾けたりした。施策に対しては、「結婚が前提のイベントは20代には参加しにくい」「SNSなどで発信を」という意見が出た。少子化についての背景にも踏み込んだ班は、「結婚は一つの選択肢でしかなくなった」「結婚どころか恋愛しない人の率が上がっている」「30代以降の出産のリスクは高校や大学で教えるべき」という意見が出された。

 最後に、各班が発表を行った。「婚活マスター」という、支援事業に対する施策は「内容はいいが、ネーミングセンスなし」と指摘され、職員が苦笑する場面も。施策のターゲットが20~40代と幅が広く、「それぞれの世代にあった対策を講じるべき」と変更を求める声も上がった。これからの施策として、「京都の寺社での結婚式をSNSで紹介する」「キャリアセンターとの提携」などの意見が発表された。

山田知事は、結婚して「一人前」として扱われた自身の経験に触れながら、「今の学生の方は、社会的規範としての結婚の意義が薄れていて、道徳的な意味の価値観は持っていることが分かった。結婚に対して不自由や束縛を感じていることも伝わった。難しい課題だが、若い世代の人にこれからも考えてもらいたい」と締めくくった。

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