京都水族館で水揚げされたばかりのダイオウイカ展示-全長3.2メートル

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 京都水族館(京都市下京区観喜寺町)で12月24日、ダイオウイカの展示が始まった。

ダイオウイカの口

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 ダイオウイカは世界最大の頭足類の仲間で、水深400メートル以上の深海に住むとされるが、その生態ははっきりとは分かっていない。展示されているイカは、全長約3.2メートル、重さ約70キロ。23日に日本海側で生きたまま定置網にかかったと同館に連絡があり、同館飼育スタッフが急行。ダイオウイカであることを確認した。引き上げた際に衰弱していたため死亡したが、調査や研究のために役立てられる。

 大水槽横の休憩スペースに設けられたダイオウイカの展示スペースには、下村実館長による解説も用意。ケース越しに、粘ついて泡立つ腕や吸盤、「カラストンビ」と呼ばれる口の部分を見ることができる。補食に使われる2本の「触腕(しょくわん)」は、引き上げの際に切断されたものと見られる。筋肉にアンモニアを含むといわれ、食べてもまずいという話だが、アンモニアの刺激臭は感じられなかった。

 展示を終えたダイオウイカは、生態解明のため研究施設に回されるという。

 開館時間は10時~20時(最終入館は19時)。入館料は、大人=2,050円、大学・高校生=1,550円、小・中学生=1,000円、幼児(3歳以上)=600円ほか。展示は今月25日まで。

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