「京都 楽紙舘本店」(京都市中京区蛸薬師通高倉西入、TEL 075-221-1070)で11月13日、「京のぽち袋展」が始まる。主催は大正時代の創業で美術書を中心に扱うマリア書房(上京区)。
全国から「『心遣い』を入れるもの」を募集。バッグの形をしたものや、布製の袋、素材や形の異なる29人の作品を展示。16人がモチーフ選んだ来年のえとの「午(うま)」は、「総選挙」と名付けた人気投票も実施する。
「ぽち袋」の「ぽち」は、「これっぽっちですが」と渡していたことが由来とも言われている。「お金を包むことが日本独特のもので、海外の人に説明してもなかなか伝わりにくい」と同社の高野禎彦さん。「色紙の代わりに額装して、玄関などに飾るのもおすすめ。投票もしてもらえたら」と呼びかける。
同店で購入した和紙を使った作品を出展したイラストレーターの井上るりこさんは、「ぽち袋は小銭を返す時などちょっとした遊び心を込めて使っている。手に取った方に楽しんでもらえたら」と話していた。
営業時間は11時~17時。11月17日まで。