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「オール京都」のレトルトカレー発売-宇治茶を食べて育った豚使う

「古都古都カレー」を持つ鳥井さん。ネーミングは古都と煮込んだ時の「コトコト」をかけている

「古都古都カレー」を持つ鳥井さん。ネーミングは古都と煮込んだ時の「コトコト」をかけている

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 京都で作られたレトルトカレー「古都古都カレー」(1人前220グラム)が現在、販売されている。企画は北野商店街、大将軍商店街、西陣千本商店街の3つの商店街でつくる「北野界わい創生会」。

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「オール京都」が最大の特徴の同商品。北野に個別に人気店はあるものの『伏見の酒』というような土産物がなかったこと、『オール京都』のカレーもまだ無かったことから「自分たちでできないか」と考えたのがきっかけ。もちろん皆レトルトカレーを製造した経験は無い。手探りの状態からプロジェクトがスタートした。

「ようやくこの豚にたどり着いた(鳥井さん)」という豚肉は、上仲製茶(南山城村)のお茶を食べて育った『加都茶豚(カトチャトン)』。「豚はを大きくカットして80グラム入っているので食べごたえがある」と鳥井さん。「京都の人はカレーに牛を入れるのが一般的なので豚のカレーは挑戦でもある」とも。味は、カレーにうるさい有志メンバーが試作を重ねた結果、インド風の中辛になった。商品化も京都の加工所に依頼。パッケージも京都の名所や茶の花をあしらったオリジナルのものを制作した。

「みなさんの協力のおかげでついにここまでたどり着けた。『オール京都』でカレー好きの人にも食べてもらえるのではと鳥井さん。」と鳥井さん。現在は北野商店街の「とりゐ」(京都市上京区)の店頭とネットのみの扱いだが、今後は土産店などに販路を拡大する予定だという。

問い合わせは同事務局(toriisan@deluxe.ocn.ne.jp)まで。

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