西本願寺前の門前町で8月10日から、「門前町まちかどコンサート」が開催される。
今年で3回目となる同イベント。西本願寺の門前町として現在も歴史のある店舗が並ぶ通りのにぎわいを取り戻そうと地元の声から始まった。
オープニングは龍谷ミュージアムエントランスホール(京都市下京区)で同大学の邦楽部の演奏と混声合唱団「ラポール」の2部構成で行われる。「長唄は江戸時代のJ-pop」と話す杵屋丈一朗さん(長唄)と杵屋寿希さん(三味線)のライブは、アニメーションを使い歌の情景を表現することで日本の文化や心が感じられて楽しめるように工夫しているという。会場は120年以上の歴史を持つ数珠店「山本亀太郎商店」。
同11日は泉谷屋旅館では、和ろうそく店の10代目で、伝統産業の普及活動にも積極的な和谷篤樹さんが登場。実は泉谷さんは「世界ハーモニカコンテスト」のアンサンブル部門で2連続優勝を果たした経験の持ち主。当日は嶋村よしえさんと演奏を行う。知る人ぞ知る定食屋「相生餅」ではウッドベースとボーカルが中心のインディーズバンド「ふちがみとふなと」が出演する。
「お数珠のお店や、レトロな定食店など少し変わった店が会場になるイベント。出演するのも、学生さんから『ご近所の名手』までさまざま。ぜひ門前町の風情と一緒に楽しんでもらえたら」と同実行委員会の木村英一さん。
開催時間や料金はイベントごとに異なる。イベント詳細はフェイスブックで確認できる。