浄土宗総本山・知恩院(京都市京都市東山区林下町)で12月25日、法然像のほこりを払う「お身拭(みぬぐい)式」と、平成大修理に伴う「御遷座式」が行われた。
宗祖法然の像を集会(しゅうえ)堂に移す御遷座式は、2012年1月から始まる御影堂の本格的修理工事に伴うもの。半解体を伴う修理は370年ぶりとなる。元祖法然上人800年大遠忌の特別事業の一つ。修理は2019年3月末まで行われる予定。
当日は堂内に各地から訪れた参拝客や僧侶らの木魚と念仏がこだまする中、同寺の法王(ほっす)らによって像が清められた。その後、4人の僧侶によって台座ごと担がれ、阿弥陀堂などを経て集会堂へと運ばれた。
26日から御影堂は入ることができず、参拝は集会堂で受け付ける。