![「月光菴」の外観](https://images.keizai.biz/karasuma_keizai/headline/1300435855_photo.jpg)
骨董と現代作品の展示・販売を行う「月光菴(あん)」(京都市中京区西ノ京月光町、TEL 075-468-1319)が2月27日、オープンした。
京都を中心に「妖怪」をテーマにしたイベントを行う「髑髏(どくろ)城」のメンバーが運営する同店。「和」をコンセプトに、それぞれの得意な分野を生かし、ドクロをデザインした手ぬぐい、動物や鬼などをモチーフにした銀細工、着物のほか、骨董(こっとう)品の展示・販売行う。店にはメンバー5人のいずれかが常駐する。「メンバーによって店の雰囲気も変わるのでは」
商品は、骨董を扱う店には珍しく、作家が手掛けた現代の作品と骨董がほぼ半分ずつを揃える。「古いもののデザインは、とても楽しいし遊び心がある。中には『これなんで作ったん?』というものもある」。例としてタヌキの形をした茶釜を紹介。スタッフは「普通は欲しいと思う人は少ないはず。でもこうして残っているということは、誰かが所有して大事に保存していたおかげ」と話す。「こんなものも大事にしてくれる人がいるから、今の作家さんも大胆に面白いものに挑戦してほしい」とも。
同店の一部は作家の貸しギャラリーにするほか、カフェスペースも設けた。「面白いもの、不思議なものがたくさんある空間で、楽しく人と人とがつながっていける場所になれば」
営業時間は11時~18時。