京都に5カ月遅れの修学旅行-宮崎の中学校、口蹄疫の影響で

東大宮中学校の生徒

東大宮中学校の生徒

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 東大宮中学校(宮崎県宮崎市)の生徒らが12月8日、5カ月遅れの修学旅行で京都を訪れた。

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 今年宮崎県を中心に感染を拡大した口蹄(こうてい)疫。宮崎県内の制限区域内では感染拡大を防止するため消毒ポイントの設置などの措置が取られた。発生が集中した川南町にも近い同校でも学校の前に防疫のためのマットを敷き、部活動などの大会や、他校との練習なども取りやめるなどの対策を講じた。7月初旬に予定していた修学旅行も延期を余儀なくされた。

 「旅行ができなくなって残念、というより何とかして感染を広げないためにできることを行うだけだった」と原田教頭は振り返る。宿などのキャンセルもしたが理解も得られ、その後の対応はスムーズだったという。最終的に旅行の時期は候補の中で最も遠い時期の12月になった。

 生徒たちは12月6日に学校を出発し、長崎、福岡へ。山口の門司港でフェリーに乗り大阪南港に到着。その後、奈良に続き京都へ。京都では班ごとに行先を決められる「自主研修」を行った。

 8日、祇園にある「壹錢洋食」(東山区)を探していたグループは北野天満宮を参拝。「午後は建仁寺(東山区)に行く予定」と話していた。連日の移動にも疲れた様子はなく、5カ月待った修学旅行を楽しんでいる様子だった。

 翌日は大阪のユニバーサルスタジオジャパン(USJ)に行き、その日に宮崎に戻った。

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