青蓮院門跡(京都市東山区栗田三条坊町、TEL 075-561-2345)が10月30日から、夜間の特別拝観を行っている。
毎年、春と秋に行われている夜間拝観とライトアップは今回で29回目。「本尊の織盛光如来は光そのもの。その化身の不動明王も炎の光を背負っているので、当院は光との関係が深い」として夜間拝観を始めたことがきっかけ。「第一線で活躍しているデザイナーに任せているのでライティングの技術の高さには自信がある」と執事の東伏見光晋さん。天然記念物である大クスノキや竹林など、境内全域を三百以上の照明器具で照らす。
「ライトアップをきっかけに、お寺に来てもらって仏さまに手を合わせてもらえれば」と東伏見さん。特別拝観に加えて東山山頂の将軍塚大日堂の庭園も夜間一般公開している。
点灯時間は18時~22時。拝観料は、大人=800円、中高生=400円。12月10日まで(11月10日は中止)。将軍塚大日堂の点灯時間は17時~21時30分。拝観料は、大人=500円、中高生=400円、小学生=200円。12月5日まで。