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「KYOTO EXPERIMENT」開幕-京都で行う舞台芸術の「実験」

京都国際舞台芸術祭のロゴ

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 京都国際舞台芸術祭2010「KYOTO EXPERIMENT」が10月28日、京都芸術センター(京都市中京区室町通蛸薬師下る山伏山町)と京都芸術劇場春秋座(左京区北白川瓜生)を中心に開幕した。

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 国内外の10作品を上演し、「舞台芸術の『現在を問う』同フェス。「KYOTO EXPERIMENT」は、直訳すると「京都の実験」。プログラムディレクターの橋本裕介さんが「舞台芸術を通して世の中とのかかわり方を実験する、言い換えると『京都を試す』」狙いであることから付けられたという。

 2004年から2009年まで京都芸術センターで行っていた「演劇計画」の集大成でもあるとう同フェス。「演劇計画」は橋本さんとともに作品づくりをすることにより舞台人、特に演出家を育成する試みで、今回三浦基さんなど「演劇計画」と縁の深い演出家も参加する。

 京都を拠点とするカンパニーの作品は、松田正隆さん率いる「マレビトの会」の「HIROSHIMA-HAPCHEON:二つの都市をめぐる展覧会」、三浦基さんが演出を行う「――ところでアルトーさん、」、松田正隆さんが原作を書き、能楽師の味方玄さんが出演する「待月(つきまち)」、渡邊守章さんが再び演出を行うマグリット・デュラス作「『アガタ』―ダンスの臨界/語りの臨界―」の4作品。

 京都以外の国内の作品は戌井昭人さんが脚本を手がける「鉄割のアルバトロスが 京都編」、高山明さんが演出を手がける「Port B」の「個室都市 京都」、「チェルフィッチュ」の「ホットペッパー、クーラー、そしてお別れの挨拶(あいさつ)」の3作品。

 海外からは、国際共同製作作品「こうしておまえは消え去る」、バンコクから参加する「ピチェ・クランチェン ダンスカンパニー」の「About Khon」、アルゼンチンの演出家フェデリコ・レオンの「未来のわたし」が上演される。

 関連企画や茶会なども予定する。11月23日まで。

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