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「四条河原町阪急」が閉店-34年の歴史に幕

「四条河原町阪急」の閉店のあいさつをする亀井店長。右側には阪急のレリーフがみえる。

「四条河原町阪急」の閉店のあいさつをする亀井店長。右側には阪急のレリーフがみえる。

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 老舗の百貨店である「阪急」の四条河原町店(京都市下京区四条通河原町東入)が8月22日、閉店した。

 四条河原町阪急は1976(昭和51)年の開業以来、ヤングファッションを中心に営業をしてきた。東から阪急、髙島屋、大丸と百貨店が連なる四条通りは、京都のショッピングの定番として親しまれてきた。しかし、1997年に京都駅ビルにジェイアール京都伊勢丹が入り、郊外にショッピングモールができるなどして、買い物客が分散。さらに、店舗規模が一回り小さいことも相まって都心で百貨店事業を継続するのは困難と判断。1月に営業終了を発表した。

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 22日は終日、定番の待ち合わせ場所だった「世界地図」や時計を写真に収めたりする人でごったがえした。記念のハンカチを買ったと話す30代の女性は「通勤で四条河原町阪急の前を毎日通るのでよく立ち寄っていた。当たり前にあったのが無くなってしまうのが何だか信じられない」と話していた。八幡から訪れたという20代の女性は「小さい時に家族とお出かけで来た。四条駅からの百貨店の並びが好きだったのに」と残念さをにじませた。「これも時代の流れでしょうね」と60代の男性。同じく、60代の女性は「地下に食料品売り場があったころ、安かったのでよく買いに行った。本当に寂しい」と振り返った。

 最後の客を送り出した後、亀井潤一店長が「34年にわたり多くの方に支持されたこと、また閉店の発表以来温かい支援や激励をもらったことに御礼申し上げます」とあいさつすると、最後の瞬間を見届けようと集まった客から「ありがとう」「よく頑張った」など絶叫にも近い声が飛び交い、力強い拍手に包まれた。

 四条河原町阪急ビルの後継テナントには、丸井の出店が決定している。

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