第一紙行（京都市伏見区）は2月24日、「街歩き」をコンセプトにした携帯サイズの白地図手帳「歩記帖（あるきちょう）」を発売した。

　同商品は、南北＝丸太町～四条・東西＝西大路～白川と京都市内中心部の小さなエリアのみで「歩く人のために作られた地図」。蛇腹折り仕様で、折り畳み時のサイズは縦＝14センチ・横＝7.4センチとコンパクト。素材は石灰石を原料とし、通常の紙に比べ水に強く破れにくい「ストーンペーパー」を使用している。

　主要道路以外の細かい側道まで掲載し、「お気に入りの店を書き込む」「行きたい場所をリストアップする」「思い出を記録する」など、ユーザーが自在に「街」を編集して楽しむことができるのが特徴。

　女性を中心に人気を集めており、なかには今年京都に来た新入学生が両親のすすめで購入したケースもあったという。同社担当の河野知佳さんは「食べ歩きが好きな方や、京都の街をもっと楽しみたいという方に使っていただけるのでは」と話す。

　「お気に入りがたまっていくワクワク、新しい場所を見つけるドキドキなど、『歩記帖』は京都の街を歩くのをもっと楽しくしてくれるアイテム。『歩記帖』を持ってどんどん出掛けてほしい。そうすれば景気回復、そしてエコにもつながるのでは」とも。

　価格は525円。「イノブン 四条本店」「ネオマート 河原町店」「ふたば書房 京都タワー店」など、京都市内の雑貨・文具店で販売している。